お口の健康 豆知識

豆知識No.27

タバコと歯の健康

タバコの煙に含まれるニコチンや発癌性物質などの有害物質は、200種類あるとも言われています。 そのため、肺がん、脳卒中、心筋梗塞などの重大な病気の原因になることが知られていますが、実は歯の健康とも密接な関係があります。

タバコの煙に含まれる成分で口腔環境を悪化させる原因となっている「ニコチン」は、血管を縮ませる作用があるため、体を酸欠・栄養不足状態にさせます。 さらに、「ヤニ」という形で歯の表面に残ってしまうので、歯に菌が付きやすくなります。 また、歯の表面についたヤニは他の汚れもくっつけてしまいますので、喫煙者は歯が黄ばんだり、黄ばみが徐々に濃くなり黒ずんでしまうこともあります。

また、タバコを吸っていると歯肉の腫れや出血が見ため上は抑えられるため、自分自身で歯周病に気づきにくくなります。 そのため、喫煙者の方は特に口腔環境に気を付けてください。
ヤニが残ってしまう方は、歯の着色汚れを浮かせて落とす薬用成分の入った歯みがき剤を使って正しい磨き方をしてみてください。