女性の一生、そのライフステージには、「女性ホルモン」が深く関わっています。
そして、お口の健康(歯周病、ドライマウスなど)にも影響していることが明らかになってきました。
思春期の女子は月経も始まりホルモン量が急激に増加し、歯肉炎を起こしやすい時期。
特に妊娠中は歯肉炎に加え、食事回数の増加、胃液の逆流によりむし歯が発生しやすい。
女性ホルモン減少の影響でだ液の分泌量が減り、ドライマウスになると考えられている。 根面う蝕(歯の根の露出した部分にできるむし歯)、歯周病、口臭に注意が必要。
閉経による影響で骨密度が減少すると、歯を支えているアゴの骨にも影響を及ぼし、骨を溶かす病気である歯周病も重症化しやすいと考えられている。
このように女性ホルモンの量は女性のお口の状態に深く関わっています。 女性が生涯元気でいるために、自分のからだと上手につき合いましょう。
お口の状態を健康に保つためには、だ液の働きが欠かせません。
次のことに心がけて、だ液の減少を防ぎ、お口の健康を保ちましょう。
●水分をこまめに補給する。
●食事の時に噛む回数を増やす。
●カラオケを楽しむ。
●だ液腺のマッサージ
耳下腺をマッサージすることで、サラサラだ液がつくられます。